木製お弁当箱
オリジナル木製お弁当箱の誕生秘話
春の遠足から夏の海水浴、秋の運動会から冬のレジャーまで、1年中欠かさず家族みんなが使える沖縄子育て良品の人気商品、オリジナル木製お弁当箱。
「安心・安全」をモットーに形や材質・製造まで全てにこだわった当店の自信作です。
今回はそのオリジナル木製お弁当箱の産みの親であるはっぴー店長に、「どうして木製お弁当箱を作ったのか」を聞いてみました。
子どもたちにお弁当を作ろうと思った時に、ふと、「プラスチックではないお弁当箱がいいな」と思ったんです。
その頃はプラスチックのお弁当箱が多かったんですが、匂いがうつりやすいのが気になっていて、それ以外でしっくりくるお弁当箱を探していました。
ステンレス製やアルミ製、そして木製のお弁当箱と、全部に具材を詰めて実際に食べてみたところ、一番美味しかったのが木製のお弁当箱だったんです!
お昼に食べ損ねて夕方に食べたお弁当でも、木製お弁当箱に入っている食べ物は「美味しい!」のです。
これには本当に驚きました。まるで魔法のお弁当箱のようで(笑)
木製お弁当箱は、その名の通り、天然素材の木で作られているので、水分を調整する機能に優れています。
湿度を適度に保ってくれるので、ご飯がべちょっとしたり、固くなったりせずに、冷めてもふんわりしていて美味しく食べれます。もしかしたら「おひつ」のような役割を果たしているのかも?
また、通気性が良いので食べ物が腐敗しにくく除菌効果もあります。
丈夫さでいえばステンレス製やアルミ製ですが、食べ物すべてが美味しくなる木製お弁当箱は子どもが喜ぶと思って、木製お弁当箱を作ろうと決めました。
木製お弁当箱は、ステンレス製やアルミ製に比べると少しお値段が高いです。
これは1つ1つ職人さんの手作りで素材・製造にこだわっているからなのですが、木製お弁当箱を使い続けることで「物を大事にする心」を教えることが出来ると私は思っています。
木製お弁当箱は、たわしでこすると傷がつきますし、漬け置きや食器洗い機はヒビの元になる可能性があります。
うちでは子どもたちに食器洗いを交代でさせていましたが、どれだけ大事なものか伝えているので、子どもたちも気をつけて洗ってくれていました。
幼稚園の頃、子どもが乱暴に扱って、木製お弁当箱にヒビが入った状態で持って帰ってきたことがありましたが、「木製は乱暴に使うとひびが入ってしまうこともあるし、木目に沿って割れてしまうこともある」と説明すると、それ以来大事に使ってくれていました。
一歩家を出てしまうと親の目も届きませんので、何ともハラハラしますが、どれだけデリケートなものなのか、大事に扱わないといけないのかを説明することで、子どもも使い捨ての感覚ではなく物を大事に使うことを覚えて学んでくれるようです。
もちろん、親の努力として、厚めのハンカチでお弁当箱を包んだりする工夫も忘れてはいけませんが(笑)
一番上の長男が使っていた木製お弁当箱は、今、次男が使い続けています。
長女は、短大入学祝いでプレゼントした木製お弁当箱に毎日自分でお弁当を作っているそうです。
何でもある現代で、《使い捨ての感覚ではなく物を大事に使うこと、自然素材の良さを感じること》を教えることは、子どもの情操教育にとても役立ちます。
みなさまもぜひ、木製お弁当箱で子どもの成長を見守りませんか。
毎日丁寧に手入れして何年も使い続けられるお弁当箱、ぜひ、お試しください。
安心の国内製造、木製お弁当箱ができるまで
多数のメディアにも掲載され、愛用者も多い沖縄子育て良品の人気商品、オリジナル木製お弁当箱。
実は、2009年から2年間かけて沖縄での製造を試みましたが、
お弁当箱を作る技術や沖縄の木材で作るということの継続が難しく、断念したという経緯がありました。
「沖縄がダメなら、日本国内でなんとか作れないか?」
「美術品とは違う、生活の中で使えるこぶりのお弁当箱を作ってくれるところはないか?」
どうしてもあきらめられないはっぴー店長はとにかく全国各地の木製商品製造工場を探しました。
そして・・・・、やっと作って頂けるところまでたどり着けたのです。
その場所は、『秋田』!!
「国内のどこで製造されているの?」「本当に手作りなの?」というお客さまの声にこたえて、
このページでは、はっぴー店長がオリジナル木製お弁当箱の工場をご案内します。
工場見学にようこそ~♪
沖縄から秋田の工場までは丸々1日がかりの旅となります。
東京から秋田新幹線こまちに乗って「秋田駅」で下車。
そこからがまだまだ遠いのです。
この先は、企業秘密ということで・・・。
沖縄子育て良品のオリジナル木製お弁当箱は秋田県山奥の工場で作られています。
今回は、昨年発売されたばかりの新商品、愛らしく個性的な形が人気のハート型の木製お弁当箱が出来るまでを追ってみましょう!!
工場長がカットした「お弁当箱本体」をきちんと「手作りの枠」の中に設置していきます。
ここを慎重にしないと、ずれてしまったり動いてしまって削る事ができません・・・。
ほんの少しのずれで、刃がきちんと当たらず木に亀裂が入ってしまったり、裂けてしまいます。とても慎重な作業となります。
本体の表部分を削っていきます。
削ってみないと節や傷が発見できない場合もあり、最後の最後に節がでてしまうと、時間をかけたのですがそれはボツとなってしまいます。木目も色も本当にそれぞれで個性が出てくる瞬間なのです。
木目の弱いところは、途中ではじけてしまったり、割れてしまったりということもあります。削って、塗装をし売り場に並ぶまでの間に、たくさんの人が作業に関わっています。
→ [動画はこちら]ハート型木製お弁当箱、表部分を削る様子
→ [動画はこちら]ハート型木製お弁当箱、中のくり抜きの様子
形を完全に整え、木屑を払い、丁寧に1点づつヤスリをかけていきます。
くり抜き終了、とてもきれいに出来上がりました。
ヤスリがけを丁寧にしていきます。
その後、塗装を塗ります。
(※写真はビーンズ型プチ木製お弁当箱となります。)